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底砂に関しては色々な説がありますが、あまり議論されていない部分もあります。

海水水槽で使われる砂は、主に珊瑚砂、アラゴナイトサンドです。
現在はアラゴナイトサンドが主流の様です。
私が使う砂は、ファインセラミックスのホワイトサンドを使用していて、強酸にさらしても強アルカリにさらしても溶けることはありませんので水質が安定しますが、バッファー効果はありません。
この商品は、アクアガーデンから出ています。

海水水槽では昔は珊瑚砂でしたが、さすがに持ちが良くない様なのでアラゴナイトの砂の方が珊瑚砂よりはマシと言う事で使われています。
でも、沖縄の実際の天然の環境下では殆どが珊瑚砂です。
これは、石珊瑚が風化して砂になるからですが、貝殻が風化したものもあります。

これらの砂は、主成分が炭酸カルシウムでpH7.5以下になれば溶け始めますが、沖縄の様な環境では問題になる事がありません。
底砂内部でpHが低下して珊瑚砂が溶け出しますと、pHが上昇するバッファー効果が出て水質を安定させますので、栄養塩が殆ど無い開放系の環境だから可能になる訳です。

ところが、水槽では何故珊瑚砂が問題になるか?と言いますと、殆どが底砂として使用すれば閉鎖系の環境であり水量も限られていますし、リンの多い環境ではリン酸カルシウムとなって底砂に沈殿してしまいます。
実際の飼育下では、魚を入れない水槽って殆どありませんので珊瑚砂は欠点として問題になってきます。

アラゴナイトサンドは、珊瑚砂よりは硬質の炭酸カルシウムでマシと言う程度ですが、問題点としても珊瑚砂よりはマシと言う程度で、底砂が厚ければ閉鎖環境である水槽ではいつかは底砂が硬直し崩壊していきます。

そこで、初期型のベルリン水槽ではベアータンクでしたから底面がアクリルかガラスなので、水酸化カルシウム溶液を添加しリン酸カルシウムとして沈殿させ、なんらかの方法で回収していたことになります。

又、串本の環境下では岩礁か?浜に近いところでは大磯砂かもしくはそれに近い砂の様です。

それと同じ様に、底砂をファインセラミックスであるホワイトサンドであれば、たとえ厚く敷いてもこれらの化学的問題点を解決する事になりますが、底砂が分厚いと底砂の掃除が大変と言う問題点が残ります。
何故大変なのか?と言いますと、底砂の掃除は砂の毒抜きと言って飼育水を排出の時に毒抜きをする事になりますが、底砂全部を毒抜きしょうとすれば、水槽一杯分の海水では足りない訳です。
そこで、一回の換水の度に1/3程度の底砂の掃除と言う事になりますが、底砂にライブロックがあればその下の底砂は掃除が出来ないと言う問題点も残します。
これらを解決するためにはライブロックの底上げと言う方法でした。それが、水槽のバックウォール構想に繋がった訳です。

最悪、全換水を三回やらないと底砂全部の毒抜きが出来ない事になりますが、人工海水代が馬鹿になりませんし、その様な労力を要するのを誰が好まれるでしょうか?
そこで底砂を薄く敷いてみようと言う事になった訳です。

底砂をファインセラミックにしたり、ベアータンクにすれば、バッファー効果がありませんから、カルシウムリアクターの設置もしくはカルシウム関連の添加方法などのカルシウム追加技術が必要になって来ます。
その上でKHの安定化を目指します。

それに対して、淡水の世界ではその様な事を気にする必要はありません。
ただし、ソイルタイプの砂では砂そのものが肥料ですので硬直が起きますから、水質のコントロールが出来ませんし底砂までグサグサ掃除する事が出来ません。
掃除が出来るのは、水質に変化を及ぼさない大磯砂の様な硬質の砂を使えば出来ますが、海水白点病の様な問題点がありません。
ですから、淡水で底砂までグサグサやって水換えするのは、硬質の砂の使用が前提であり、水質のコントロールの一環としての作業なのです。

海水のベアータンクの景観に関する問題点としては、底面のライブロックレプリカが出たら面白いだろうなあと思っております。

追記
前の記事に写真を載せました。
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【無題】
うーん、分かったようなわからないような、、。
底砂を敷くという点では、何を使用しても変わらない気がしない訳でもない、、。
ファインセラミックスであるホワイトサンドだと化学的な問題点が解決するようですが、珊瑚砂、アラゴナイトではリン酸カルシウムが沈殿するのが問題なのでしょうか?リンが消費されるのはいいような気がしますが。リン酸カルシウムの蓄積が良くないのかな?ホワイトサンドにはアルミナ、シリカが含まれているようですが、吸着剤にもよく含まれているようです。アルミナとシリカはが含まれているなら、ホワイトサンドも化学反応を起こしているような気がします。
【無題】
こういう問題はかってはタブー視される位の分野でしたので説明しても分かるとは思えませんし、色々と考えても始まりません。
とにかく説明しましたので、後はご自身で色々と実際にやってみて経験してみて下さい。
それが一番勉強になると思います。
【無題】
底砂の使用に関しては、肯定派と否定派の議論の最中の様ですね。底砂を使用すると最初の数年は、ゴカイや微生物が繁殖し、良い方向に向かう様な気がします(いわゆるライブサンドの状態)。しかし、経時的に水替えだけでは対応出来ないぐらい硝酸塩等の蓄積が起こり、崩壊するのかな、と思いました(いわゆるデスサンドの状態)。
当方、ジョーフィッシュと共生ハゼを飼いたいので、必要な分だけ底砂を使用したいと思います。
【無題】
>しかし、経時的に水替えだけでは対応出来ないぐらい硝酸塩等の蓄積が起こり、崩壊するのかな、と思いました(いわゆるデスサンドの状態)。

硝酸塩等の蓄積で崩壊はしません。
リン酸化合物等の蓄積により崩壊していきます。
崩壊と言うのは、水質の調整コントロールが効かなくなると言う事です。

>当方、ジョーフィッシュと共生ハゼを飼いたいので、必要な分だけ底砂を使用したいと思います。

良いですねえ。
ぜひ楽しんで下さい。癒されるでしょうねえ。
【無題】
いつも丁寧な回答ありがとうございます。
当方から質問ばかりで済みません。
底砂は最小限にする事に決めましたが、立ち上げの時って、最初にバクテリアは入れた方がいいにでしょうか?ライブロックを少々入れるだけのほうが硝酸塩の産生が少ないような気がしますが。
【無題】
立ち上げの時にバクテリア入れても問題ありません。
その場合、基質が要ります。
魚の餌でも良いですし、タンパク質や炭水化物を含むものならば何でも良いと思います。

ライブロックを少々入れると言うのは、ミドリイシの多い水槽ではよく見られる光景ですね。
それに比べて私のは多すぎかも知れませんが、勿体無いので・・・・・・。(笑)
【無題】
底砂、BPシステムについてはクロネコさんのおかげで、だいぶ理解が進みました。後は自分で考えて実践し、経験するのみです。今度の連休に立ち上げたいと考えています。
残る問題は照明のコストパフォーマンスです。スーパークール115の4灯が候補です。ただ、設置費と維持費が問題かな。蛍光灯でも美しくミドリイシを維持している人も珍しく無くなってきてますからね。初心者はこれまでのセオリーを踏襲した方がいいかもしれません。しかしこれまで海水での「神器」とされていたライブロックや底砂がある意味「不要」になったようにメタハラも不要になる可能性もあるわけです。投資して経験するのも一つの方法か。
【無題】
オリジナルの方法では無いですが、水換え方法を提案させていただきます。
最初に、オーバーフローでサンプに濾材がない事が前提です。ポンプの配管は水槽本体に行く経路の他に、サンプだけで循環出来るように配管します(マグネットポンプでも水中式でもかまいません)。これだけでOKです。
サンプのみ排水しサンプで海水を作ると言うものです。人工海水が解けきるまで、サンプだけで海水を循環させます。サンプで海水が出来たら、水槽本体につなげば良いのです。
水槽の掃除をかねての水換えには対応出来ないのが弱点です。また、あまり時間がかかると水槽本体に悪影響が出そうなのが心配です。
【無題】
サンプの件ですが、そう言う方法だと本水槽と同じ大きさのものが必要と言う事になりませんか?
良いアィディアだと思いますが、何事も欠点も長所もあると言う事を忘れない方が良いですよ(笑)
【無題】
なるほど。
でも、水換えは毎回全量でなくてもいいのではないかなと思いますが、如何でしょうか?サンプの分だけ。サンプが40Lだったら毎週40Lだけというふうに。
【無題】
あ、そう言う事でしたか
そう言う方向で行くならばその通りになりますね。
全換水出来るだけの別タンクがあれば理想です。何が起きるのか誰も予測出来ませんので
リン酸をゼロにする技術が出ている現時点では今後DSBなどの今までのタブーとされて来た事が復活する可能性があります。
詳しくは後でお話します。
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