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シーホークさんからのコメントなのですが、コメントにしては勿体無いので皆さんにも情報を分かち合いたく、彼の許可を得て記事にさせて頂きました。
この記事の文章については当方が責任を負うものとします。
シーホークさん、有難う御座いました。m(_ _)m(クロネコ)


ULNS(超低栄養塩環境)の考察

以前から念頭にはあったのですが、自然界での炭素源利用水素供与ミネラル供与等々などによる、バクテリア、細菌、微生物などでの食物連鎖によ る微生物共存世界に対して、人間の想像や考察だけで全ての有用微生物達へ、添加剤という形で個々に栄養分を与えるというのは まず不可能に近いのでは?と思います。

それでも日々、研究者の方々によって解明研究はされ続けている事とは思いますが、・・。  
ただし、目に見えないそれらの世界を水槽内に広げようと、人に考え付く、BP群たちに必要かもしれない栄養素やバクテリア自身を水槽に持ち込もうとする考え方自体は悪い方向の考え方だとは言えないと思います。 

自然と動物園、自然と水族館 双方の違いだと思いますが、アクアリストの水槽というのは後者になるでしょう。
今回の BPS(バクテリオプランクトンシステム)、ULNS(超低栄養塩環境)という新しい考え方は、アクアリウム(水族館)から自然への新たな挑戦とゆうことの始まりの第一歩である事は否定はしません。

TAKAさんの記事に書かれている様に、自然の水の残存栄養塩と水槽水のULNS(超低栄養塩環境)の完成形と言われる水の残存栄養塩は当然違いますが、自然の海に存在して いるBP群と、水槽内に存在しているBP群とでは、規模も種も数も生存可能域の有無も違うのだろうと想像します。

ULNS(超低栄養塩環境)で主にあげている、PAOs やDPAOs等のリンを食べてそれ自身をスキマー等で取り除ける有益なBP以外にも、その他の多種のBP達が存在している限り、それらは当然、体格形成、 細胞維持の為に、主に窒素、リン、カリウムなどを使っていますので(あるいは食物連鎖で取り入れて)、本当の意味での自然の微生物リッチな水に栄養塩が枯渇寸前なのは当然のことと思います。 

DOC(Dissolved Organic Carbon)についてですが、以前に書かせて頂いたと思いますが、河川や工場排水などからの、炭素源に当たる汚染物質や、化学物質などの流入によって、 流入域の水質浄化微生物群の中での共存バランスを、ある種では増幅させたり、ある種では減退させたり消滅させたりして、微生物生態系を崩してしまうので しょう。 

水槽での魚の餌やフン、無脊椎動物の排泄物などの形で、溜まっていく蓄積リンを生物学的に除外することが出来るという考えが、BPSであり ULNSあるいZeovitS というアクアでの新しい提案ではありますが、決してPAOs(ポリリン酸蓄積細菌群)だけが、水中内のリンを利用している訳ではないという事も忘れてはいけないと思います。

一端で一部の種のBPのみを増幅させてしまった場合に、微生物サイクルでの食物やエネルギーの枯渇に よって減退する微生物は、必ずしも否有用微生物達ではない可能性も充分に考えてBPSという考え方に取り組まないと、取り返しのつかない水質浄化微生物群 の崩壊を招く可能性もかなり高い確率で起きることになるでしょう。 
あるいは、ある種の病原菌の蔓延を起こす水槽も中にはある事と思います(私の殺菌灯 装備の水槽がそうでした;)。

「デトリタスの、炭素源その他の形での微生物の餌としての利用」ですが、魚の餌として持ち込まれた有機物や、水槽内の生物、 微生物などの排泄物の形での有機物は、好気域での出涸らしの残り物の沈殿物を指しています。

これらは好気域でのカスなのは違いないのですが、これが広い意味での生物圏、例えば、好気域の他に貧酸素域、偏性嫌気域(無酸素域)に持ち込まれると「待ってました」とその貧酸素域も含めての好気域ではない環境での生き物達に、エネルギーや他種との共生の為の餌として利用され、好気域での有機物サイクルと同じように循環、消費されていき、最後には無機な物質として海底の土壌に鉱物として蓄積して固められ、また 火山活動で地上にとって帰ると言う自然サイクルも大きい意味ではあります。

ただ、水槽という小さなホビーボックスの場合は、大自然の窒素リン循環を全て持ち込む訳にはいきませんので、我々が考えている構想としては、脱窒濾過で硝酸塩を窒素ガスに変えて放出するという過程を持ち込まなくても、BPS理論で硝酸塩の処理を出来るので あれば、偏性嫌気域である脱窒槽での働きは今回は除外して考えて、「好気域、貧酸素域(酸素の流入や硝酸塩の流入も起こるが、嫌気域に近い領 域)」を水槽内あるいは水槽外のどこか(主に濾過槽や底砂など)に作って、その場所場所に住まわせたBP達に、場所にあった働きをしてもらい、その結果として、今流行し だしている「ULNS」などで、アクアリストに添加剤として使われるであろう「アルコール、糖、酢」などの代わりに、BP達に自分達の餌を(他種の共存す るBPに与える為の餌として) 作りださせるようにすれば、人間のサジ加減での過剰炭素源の添加や、予期せぬ危険化合添加物などによる危険を回避出来るのではないか? ということで考察、実験を続けている訳です。 

当然、BPSやZeovitリアクターの構造や高度下水処理施設や、それから「自然の砂の動きによる、リンを貯蓄するBP 等の発生の可能性」などを参考に考えた、新しい理論も取り入れています。

それから、主にイシサンゴ類が餌としているものとして、低栄養塩下でのプランクトンリッチな自然の環境水では、食性として一番の主が、太陽光に よっての共生褐虫藻の光合成によって生みだされる炭水化物合成成分ですが、その他に目に見えるものとして ポリプによる植物プランクトンや動物プランクトンの摂取、その他にも皮膚からの栄養分の摂取(無機の形での窒素や有機の形での窒素分吸収)が行われている と言われています。

この時に、皮膚から無機窒素の形で吸収される場合には、珊瑚の褐色褐虫藻の栄養に働くと言われ、珊瑚の色の茶色の色が上がると言われているそうです。(脱窒などの窒素放出で弱富栄養水の場合もこれに当たる様です) 
有機の形での窒素やリンなどの栄養摂取(アミノ酸態)は、珊瑚の蛍光色の部分の色上げに働くといわれている為に、観賞の為の珊瑚の色上げには低栄養塩水の環境で、アミノ酸の形で栄養を吸収させるのが色鮮やかな珊瑚の発色に適している様です。

その為にも、タンパク質成分をアミノ酸に分解する代表的な菌でいうところの枯草菌(納豆菌)などで、デトリタスに残された有機物からアミノ酸を生成させるなどの試みも、積極的にデトリタスを利用する濾過形態では望める可能性もある訳です。
この形態の濾過システムを試し見る意図は、低栄養塩環境を作り出すと共に、珊瑚への栄養分摂取の意味も持ち合わせています。

元々、BPというのは、バクテリア添加剤を使わなくとも、自然にその場所にあったBP達が自然に湧いてくるということはアクアリストの方々も ご存じでしょうが、その過程を早める意味でのバクテリア添加剤の使用も無意味なものではありません。
要は、ご自分の水槽に求める浄化能力を持ったBP達を、水槽内に常に存在生存させることで、その水槽内での微生物循環サイクルを完成させようという試みが、我々の考えているところです。

なお 上記の文章は無学な私が、各種インターネットの文献などで調べた知識に、想像を加えた考えで書いておりますので、事実と違うことも書かれている可能性もあるとも思います。 
なので、文章の訂正や、知識の追加を行って頂ける方がありましたら、コメントなどを頂けると嬉しく思います。 (シーホークさん投稿)

追加記事
青字部分の文章は、シーホークさんの許可を得ての修正箇所です。

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【有難う御座います。】
ゆっくり読ませて頂きます。
【あらま】
すみませ~ん クロネコさん!
まさか丸々、編集までして頂いて掲載していただくとは; ありがとうございます~^^  確かにコメントとしたら長すぎるだろうな~ と思ったのですが、他に投稿する場所もなく、ブログ立ち上げるのも大変だし、立ち上げても長続きしないだろうし(汗&笑) ということで、同志であるクロネコさんトコなら良いかな~ と 怒られないかな~ と(笑)

ね 思いつきで書きだすとトンデモナイことになるでしょう? 私の長文書きは(笑) ときどきコンナコトもあるかも知れませんが、温かく見守ってくだしゃりませ♪
【ご指摘】
シーホークさん、ゆっくり読ませて頂きました。
かなりの広い範囲内での考察が素晴らしいです。
現段階では、私の挑戦はまだ試みではありますが、9カ月後になってみない事には分からないと思いますが、いずれ結果が分かるでしょう。

さて、読んでみて気がついた部分がありました。下記の通りです。

>これらは好気域でのカスなのは違いないのですが、これが広い意味での生物圏、無酸素域や通性嫌気域、偏性嫌気域に持ち込まれると、待ってました・・・・・

無酸素域→他に「偏性嫌気域」の用語がありますので、「貧酸素域」の方が良いのではないでしょうか?
理由:無酸素域と貧酸素域のニュアンスが異なります。
無酸素域は殆ど酸素の無い環境の偏性嫌気域なので偏性嫌気性細菌しか生息出来ません。
貧酸素域は、僅かにしか酸素がある環境で通性嫌気性細菌が活躍します。
この差異は、嫌気フィルターでの流量にも現れます。
流量が多いと亜硝酸の発生、流量が少ないと硫化水素の発生、流量が適切だと亜硝酸、硫化水素のいずれの発生も起きなくて、還元濾過が行なわれます。
なので、許容範囲が狭いのです。

通性嫌気域→そう言った用語はないと思いますので使わない方が読み手としては混乱しないと思いますが、・・・・・。

>その偏性的な環境での生き物達に、エネルギーや他種との共生の為の餌として利用され、好気域での有機物サイクルと同じように循環、消費されていき、・・・・・

偏性的な環境→全くの酸素の無い無酸域の環境の事を指しているのか?
貧酸素域を含めての表現なのか?ちょっと分からないです。
【Re:指摘】
>シーホークさん、ゆっくり読ませて頂きました。
かなりの広い範囲内での考察が素晴らしいです。

いえいえ 思いつくままです (*^^*); 走り出したら止まらないのです
横浜ギンバエです~(笑)

>いずれ結果が分かるでしょう。

そうですね~  自然が自然に出来るのを待ちましょう♪  追い抜いたらゴメンナサイ ^^

>無酸素域→他に「偏性嫌気域」の用語がありますので、「貧酸素域」の方が良いのではないでしょうか?
理由:無酸素域と貧酸素域のニュアンスが異なります。
無酸素域は殆ど酸素の無い環境の偏性嫌気域なので偏性嫌気性細菌しか生息出来ません。
貧酸素域は、僅かにしか酸素がある環境で通性嫌気性細菌が活躍します。
この差異は、嫌気フィルターでの流量にも現れます。

あぁ そうですね~ 私の話は造語が多いので、クロネコさんのおっしゃる方が、皆さんに解りやすいでしょうね もしアレでしたら修正してくださって結構ですので♪
要は「段々、酸素が薄くなっていく」とゆうことを表したかったわけなのです。

>流量が多いと亜硝酸の発生、流量が少ないと硫化水素の発生、流量が適切だと亜硝酸、硫化水素のいずれの発生も起きなくて、還元濾過が行なわれます。
なので、許容範囲が狭いのです。

嫌気タンクを作ったことがないので分かりませんが、メカチックにつくると調整は難しいのかも知れませんね~~

>通性嫌気域→そう言った用語はないと思いますので使わない方が読み手としては混乱しないと思いますが、・・・・・。

無いです(笑)  「通性嫌気バクテリアが好気嫌気両方で働く領域」という意味で書きました  解りやすく直しておいてくださいね♪(←人任せ 笑;)

>偏性的な環境→全くの酸素の無い無酸域の環境の事を指しているのか?
貧酸素域を含めての表現なのか?ちょっと分からないです。

おっしゃる貧酸素域も含めて「偏った(好気域では無い)」とゆう意味です。 辞書で言葉探すの面倒だったんです~~;;

クロネコさんて 学校の先生みたいですね(笑)  ご指摘ありがとうございます~

また叱ってくださいね♪(”M”?? 笑)
【たまに言われます。】
>クロネコさんて 学校の先生みたいですね(笑) 

たまに人に言われるんですよ~
【無題】
納豆菌というところにピクっときましたが
家では こいつも効果してたのかな?
【編集作業】
ありがとうございました♪ クロネコさん
これでだいぶ解りやすくなりましたかね? ^^

またお願いします(爆)
【狩人さん<シーホーク】
効果していたと思いますよ~~ 他の添加物も何らかの形で働いているのでしょうね
納豆菌だけ ということでもないのですけど 代表的な菌だということですね~
【納豆菌】
今晩わ~

狩人さん
納豆菌も入れているんですかあ~ ≧∇≦ブハハハハハ

実に色々な菌を入れているんですよねえ。

シーホークさん
お安いご用です~。
【はじめまして】
クロネコさん
フィルターローテーションや白点のことでは、いろいろ勉強させていただき感謝しておりました
こうして現在もブログを更新中とは恥ずかしながらしりませんでした

さて
底面濾過による好気嫌気システムは自分が以前に試してみたことがあります
私の場合は失敗でした
しばらくするとリンが減らなくなってしまったのです
私の方法は底面フィルターに小豆大サンゴ砂を乗せたモナコシステムに近い形で行いました
このプレナム部分に通水・非通水を断続的に行い設置当初は良好な結果でしたが半年もしないうちにリンが減らなくなってしまったのです

ここからは私の想像の世界であくまでも個人的意見です
理由はバクテリア偏生だと考えています
どんなバクテリアがどう働いたのかはわかりません
しかし生物である以上必ず種保存の本能があります
これがあれば閉鎖環境では必ずいつか戦いに勝利するバクテリアが出てきます
バクテリアは自己保存・自己増殖のために他のバクテリアを殲滅してしまいます
これは経験的に感じたことなのですが
不思議なことにこの弊害が起こるのは通水嫌気域だけのようです
DSBやモナコシステムなどの非通常嫌気域があってもバクテリア偏生の弊害は感じたことがありません
(他のデメリットは感じます)
この理由は是非知りたいと思っています

現在はフィルター形式の好気・嫌気システムを使っています
これも長く使っているとリンが減らない現象を経験しております
ただこれですと濾材交換だけでリセットできますので大したデメリットにはなりません

シーホークさんが狩人さんのブログで書いていたように酢酸・プロピオン酸の利用でPAOsの保護はできるかもしれません
私の場合はそれらの物質を生成できるような発酵環境になかっただけかもしれませんので
クロネコさんの経過を楽しみにしています

もしうまく機能するなら真似させてくださいね(^^ゞ

長々と下らないことばかり言って申し訳ありませんでした

これからも勉強させてください
【いらっしゃいませ~】
シュウさん、いらっしゃいませ~

>フィルターローテーションや白点のことでは、いろいろ勉強させていただき感謝しておりました
こうして現在もブログを更新中とは恥ずかしながらしりませんでした

いやあ、恐縮ではあります。
有難う御座います。m(_ _)m
私は、もう古いアクアリストの部類に入りますので、同時代の仲間たちは殆ど姿を消しております。 (o_ _)oバタッ
なので、辺鄙なところにおますのや~。^^(笑)

>さて
底面濾過による好気嫌気システムは自分が以前に試してみたことがあります
私の場合は失敗でした
しばらくするとリンが減らなくなってしまったのです
私の方法は底面フィルターに小豆大サンゴ砂を乗せたモナコシステムに近い形で行いました
このプレナム部分に通水・非通水を断続的に行い設置当初は良好な結果でしたが半年もしないうちにリンが減らなくなってしまったのです

ああ、あれですかねえ。
小豆大の珊瑚砂を敷けば、これらは炭酸カルシウムの結晶ですから、リン酸の吸着剤になり得ます。
実は、ヤノシステムでもリンがどんどん減って来たと言う現象は、この炭酸カルシウムのリン酸吸着による所が大きい様です。
大体半年以降は逆にリン酸の放出があるみたいですねえ。
ですから、減らなくなるのです。

>ここからは私の想像の世界であくまでも個人的意見です
理由はバクテリア偏生だと考えています
どんなバクテリアがどう働いたのかはわかりません
しかし生物である以上必ず種保存の本能があります
これがあれば閉鎖環境では必ずいつか戦いに勝利するバクテリアが出てきます
バクテリアは自己保存・自己増殖のために他のバクテリアを殲滅してしまいます

そうかも知れませんねえ。

>これは経験的に感じたことなのですが
不思議なことにこの弊害が起こるのは通水嫌気域だけのようです
DSBやモナコシステムなどの非通常嫌気域があってもバクテリア偏生の弊害は感じたことがありません
(他のデメリットは感じます)
この理由は是非知りたいと思っています

リンが減らなくなった理由は上記の通りです。
他に、

嫌気フィルターの様な強制通水の場合は、詰まって通水しなくなる現象がありますねえ。
それに対して、DSBやモナコの様な非強制通水の場合は詰まって通水しなくなると言う現象がありません。
その為、比較的安定して表層から好気域、貧酸素域、無酸素域(偏性嫌気域)と言うように色々な細菌の住み分けが出来るのだろうと推測としております。

前者の場合は、フィルター形式ですと通水の仕方によりますが、例えば、自然と嫌気濾過にしていく方法と、意図的に嫌気濾過にしていく方法がありますが、どちらにしても流量次第でバクテリアの偏生が起きる様ですが、これは当然の事です。
嫌気環境には、無酸素域と貧酸素域がありますが、無酸素域は殆ど酸素の無い環境の偏性嫌気域なので偏性嫌気性細菌しか生息出来ません。
貧酸素域は、僅かにしか酸素がある環境で通性嫌気性細菌が活躍します。
この差異は、嫌気フィルターでの流量にも現れます。
①流量が多いと貧酸素域となり亜硝酸の発生、
②流量が少ないと無酸素域となり硫化水素の発生、
③流量が適切だと亜硝酸、硫化水素のいずれの発生も起きなくて、貧酸素域で還元濾過が行なわれます。
なので、通水嫌気域の還元濾過が出来る許容範囲が非常に狭いのです。
こうした理由により、通水嫌気域は自然に嫌気濾過にしても意図的に嫌気濾過にしても詰まって通水しなくなるまで絶えず変化がある事になります。
ですから、こちらの考え方次第で弊害・欠点とも受け取れますし、逆に恩恵とも長所とも受け取れます。
要は、どう使いこなすか?が問題ではないでしょうか?
使って振り回されたら損だと思いますが、如何でしょうか?(笑)

>現在はフィルター形式の好気・嫌気システムを使っています
これも長く使っているとリンが減らない現象を経験しております
ただこれですと濾材交換だけでリセットできますので大したデメリットにはなりません

そうですね。

>シーホークさんが狩人さんのブログで書いていたように酢酸・プロピオン酸の利用でPAOsの保護はできるかもしれません
私の場合はそれらの物質を生成できるような発酵環境になかっただけかもしれませんので
クロネコさんの経過を楽しみにしています
もしうまく機能するなら真似させてくださいね(^^ゞ

今は試みの段階ですし、現在のところなんとも言えません。
現時点では、水槽の調子もよく透明感が出ております。
換水したからなのかも知れません。

>長々と下らないことばかり言って申し訳ありませんでした
これからも勉強させてください

長文は歓迎しますよ。
記事として取り上げさせて頂くかも知れませんのでよろしくお願い致します。m(_ _)m
【無題】

小豆大の珊瑚砂を敷けば、これらは炭酸カルシウムの結晶ですから、リン酸の吸着剤になり得ます。
実は、ヤノシステムでもリンがどんどん減って来たと言う現象は、この炭酸カルシウムのリン酸吸着による所が大きい様です。
大体半年以降は逆にリン酸の放出があるみたいですねえ。
ですから、減らなくなるのです。

なるほど!
納得できます
多坑質炭酸カルシウムのサンゴ砂では不溶性リン酸塩の吸着は当然おこりますよね
底砂のアラゴナイトの使用が一般的になってきたのはCa・KH安定よりもこの辺が本当の理由なのかもしれませね

嫌気フィルターの様な強制通水の場合は、詰まって通水しなくなる現象がありますねえ。
それに対して、DSBやモナコの様な非強制通水の場合は詰まって通水しなくなると言う現象がありません。
その為、比較的安定して表層から好気域、貧酸素域、無酸素域(偏性嫌気域)と言うように色々な細菌の住み分けが出来るのだろうと推測としております。

前者の場合は、フィルター形式ですと通水の仕方によりますが、例えば、自然と嫌気濾過にしていく方法と、意図的に嫌気濾過にしていく方法がありますが、どちらにしても流量次第でバクテリアの偏生が起きる様ですが、これは当然の事です。
嫌気環境には、無酸素域と貧酸素域がありますが、無酸素域は殆ど酸素の無い環境の偏性嫌気域なので偏性嫌気性細菌しか生息出来ません。
貧酸素域は、僅かにしか酸素がある環境で通性嫌気性細菌が活躍します。
この差異は、嫌気フィルターでの流量にも現れます。
①流量が多いと貧酸素域となり亜硝酸の発生、
②流量が少ないと無酸素域となり硫化水素の発生、
③流量が適切だと亜硝酸、硫化水素のいずれの発生も起きなくて、貧酸素域で還元濾過が行なわれます。
なので、通水嫌気域の還元濾過が出来る許容範囲が非常に狭いのです。
こうした理由により、通水嫌気域は自然に嫌気濾過にしても意図的に嫌気濾過にしても詰まって通水しなくなるまで絶えず変化がある事になります。
ですから、こちらの考え方次第で弊害・欠点とも受け取れますし、逆に恩恵とも長所とも受け取れます。
要は、どう使いこなすか?が問題ではないでしょうか?
使って振り回されたら損だと思いますが、如何でしょうか?(笑)

ありがとうございます
これも納得できます

私の場合は過去に通水濾過での嫌気脱窒を行った場合には、どうも生体の調子がイマイチでした
それから今は悪者扱い?される底砂ですが(笑)、これはある方が生体が生き生きしているように感じます
なぜ同じ嫌気脱窒なのに?
と考えた次第です

私もいろいろ試していきますので、今後ともいろいろ教えてください

【シュウさん】
今晩わ

>多坑質炭酸カルシウムのサンゴ砂では不溶性リン酸塩の吸着は当然おこりますよね

吸着するのは、イオン状態なのでリン酸イオンですから溶解性無機リンです。

>底砂のアラゴナイトの使用が一般的になってきたのはCa・KH安定よりもこの辺が本当の理由なのかもしれませね

そうですね。
同じ炭酸カルシウムの結晶でも、アラゴナイトの方が珊瑚砂よりは硬質ですからねえ。

>私の場合は過去に通水濾過での嫌気脱窒を行った場合には、どうも生体の調子がイマイチでした

嫌気濾過槽を設置する場合は、必ず好気濾過槽に落とすか?
もしくは、隣に設置するとかの措置が必要です。
好気濾過槽もなしに嫌気濾過槽単体を設置するのはバランス上好ましくありませんし、誤った対処法です。

>それから今は悪者扱い?される底砂ですが(笑)、これはある方が生体が生き生きしているように感じます
なぜ同じ嫌気脱窒なのに?
と考えた次第です

そうですね。
底砂の方が生息バクテリアのバリエーションが豊かだからでしょうね。
それぞれの役目を発揮しますから好ましいのでしょうね。
その事を考えて、フィルターローテーションでは、4基設置しそれぞれの役目を果たしていたのであろう事は推察出来ますね。

>私もいろいろ試していきますので、今後ともいろいろ教えてください

こちらこそ色々と教えてくださいね。m(_ _)m
【辺鄙なところ】
クロネコさんこんばんわ^^

>辺鄙なところにおますのや~。^^(笑)

吹きました(笑)   メール届きましたか?


シュウさん はじめまして^^ どこそこでお見かけしています♪
機会がありましたら いろいろと お話させてくださいね^^
【メール?】
シーホークさん、今晩わ
メール届いてないよ~ (o_ _)oバタッ
【見つけました。】
メール見つけました。
返事しましたよ~^^
【ありがとうございます!】
嫌気、好気のバランスが通水の場合も大事なんですね!
言われてみれば思い当たる事があります
目からウロコって感じです(^-^)v
ありがとうございます

シーホークさん
自分の飼ってある生体を元気に育てるために、あちこちで情報収集してます
(^^ゞ

またお話ししたいですね!

今後ともよろしくです
【再修正お願い】
クロネコさん こんにちは^^
メールのお返事届きました~ やっぱり忘れられてるだろうと思ってましたぁ(爆) また連絡取らせてください♪

それで、今気付いて、記事の文のことなのですが、
『ただ、水槽という小さなホビーボックスの・・・・・「好気域、<s>偏性嫌気域(無酸素域)、</s>貧酸素域(酸素の流入や硝酸塩の流入も起こるが、嫌気域に近い領 域)」を・・・・・』
「偏性嫌気域(無酸素域)」の部分は、私の最初の書き方が悪かったのですが、上の文ではイラナイ方向で、修正お願い出来ますか? お忙しいところスミマセンm(__)m

ただ、後々には(窒素、リンが枯渇に近くなった後には)、「偏性嫌気域(無酸素域)」の追加もアリだと思いますので、ご了承ください^^。


シュウさん
こちらこそ よろしくお願いしますです^^
【無題】
クロネコさん

そこいらに普通に存在する善玉と呼ばれる菌類は全て放りこもうという考えです

どの菌が何をするか?、という細かい事は考えてませんが とりあえず ありとあらゆる菌類をぶち込む事で あとは 水槽内で水槽に合った勢力バランスが勝手に取れると思ってます

それが良いバランスか悪いバランスかは別の話ですが
【皆様、こんばんわ】
シュウさん
>嫌気、好気のバランスが通水の場合も大事なんですね!
言われてみれば思い当たる事があります
目からウロコって感じです(^-^)v
ありがとうございます

自然界にヒントがあるのです。
ライブロックも底砂も好気層は必ず表層でしょ?
表層が嫌気層で内部が好気層なんであり得ないでしょ?
だから、嫌気層なんで必ず自然界は好気層で包んでいるでしょ?
危険だからです。
だから、嫌気層で起きた事は全部一度は必ず好気層を通しています。
如何ですか?

シーホークさん
>「偏性嫌気域(無酸素域)」の部分は、私の最初の書き方が悪かったのですが、上の文ではイラナイ方向で、修正お願い出来ますか? お忙しいところスミマセンm(__)m

了解しました。
メールしました~

狩人さん
>どの菌が何をするか?、という細かい事は考えてませんが とりあえず ありとあらゆる菌類をぶち込む事で あとは 水槽内で水槽に合った勢力バランスが勝手に取れると思ってます

ええ、その通りですね。
淡水の世界でも同じ事を言っていますね。^^

>それが良いバランスか悪いバランスかは別の話ですが

そうですねえ。
いろんな条件によって変わってきますからねえ。
【無題】
クロネコさん

>だから、嫌気層なんで必ず自然界は好気層で包んでいるでしょ?
危険だからです。
だから、嫌気層で起きた事は全部一度は必ず好気層を通しています。
如何ですか?


私もここは強く感じるところです
嫌気域から いきなり水が出てくるところは存在しないんですよね

自然界では どこも じんわりじんわり好気域を通って出てきます
ここに きっとポイントがありますよね

家では以前、嫌気タンクを回してたときに 最終、ばっ気槽を通してから戻すようにしておりましたが その辺のバランスが上手く取れていなかったんだと思います 結果はあまり状態の良い水槽は作れませんでした

おそらく ばっ気槽程度ではなく 嫌気域よりデカい好気槽をじっくり通してから戻さないとダメだったのかな?、と思ってるところです
【嫌気タンク】
狩人さん

あららら・・・・。
こう言う事に反応されたとは・・・・・?\(◎o◎)/
つくづく説明の仕方って難しいもんですね。 (o_ _)oバタッ

>私もここは強く感じるところです
嫌気域から いきなり水が出てくるところは存在しないんですよね

でしょ?
ありえないんです。

>自然界では どこも じんわりじんわり好気域を通って出てきます
ここに きっとポイントがありますよね

そうですよ。
実は、私が海水を始めた時は海水の師匠がTAOさんでしたので、嫌気濾過槽から出る水は好気濾過槽に落とすものだと言っていました。
又、スーリン博士もその様に言っております。

>家では以前、嫌気タンクを回してたときに 最終、ばっ気槽を通してから戻すようにしておりましたが その辺のバランスが上手く取れていなかったんだと思います 結果はあまり状態の良い水槽は作れませんでした

そうですね。
曝気層ではなくて、好気濾過槽の方が良かったのかも知れませんね。

>おそらく ばっ気槽程度ではなく 嫌気域よりデカい好気槽をじっくり通してから戻さないとダメだったのかな?、と思ってるところです

嫌気域よりデカイのが必要なのかどうかは分かりません。
硝酸ゼロを目指すなら、そうなるように嫌気濾過槽と好気濾過槽のそれぞれの容量の調節が必要になるかと思います。
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